2005年02月23日

電 車 女

私が今まで通勤で使った事のある線は、

銀座線、日比谷線、千代田線、井の頭線、小田急線、
西武新宿線、東武伊勢崎線、半蔵門線。
(首都圏外の皆さん、よくわかんない話でごめんなさい)

この電車で起こった心震える出来事を
(感動じゃなく、どっちかっていうと、怒りで震えるみたいな?(笑))、
綴ってゆくシリーズです。

  *  *  *  *  *  *  *  *

代々木上原から始発に乗って、霞ヶ関方面に向かっていた朝の
通勤時。
私は一番端の出入り口横の席に座り、うたた寝していた。
なんとなく、閉塞感に襲われて目を覚ますと、私の前に男が立
っていた。

繰り返すが、男が立っていたのである。

「・・・?」
錯覚かと思って、もう一度じっくり目の焦点をチューニン
グしてみると、その男は、右手で新聞を広げ、左手で上着を持ち、
覆い隠すようにして、私の顔の前に下半身を晒していた。

「・・・Σr(‘Д‘n)!!!」

見上げると、35歳くらいのその男は、自慢げに微笑んでいた。
ソレが、自信満々の微笑みに値する一品かどうかは解らなかったが、
過剰な反応を示すとヤツをツケ上がらせることになると、寝起
きの割にはサクサクアタマが回った私は、そいつの顔を見上げた後、
ナニゴトもなかった様に、また寝に入ってやった。

私の無反応さに戦意を削がれたのか、そそくさと店仕舞いを始
めた気配がし、男は次の駅で降りていった。

実は内心ドキドキだったが、私ひとりにお披露目では申し訳な
いので、
「じゃじゃじゃ〜んっ♪」
といって、そいつの上着を闘牛士の如く振り上げ、車両の皆様
全員にお見せすれば良かったと、
対応の未熟さが、今となっては悔やまれる。



おぢの嘆き  ・・・聞くつもりは毛頭ないが、聞こえてきちまった話のいろいろ

☆壁に耳アリ 車内に○○アリ(東武伊勢崎線)
通勤帰りの電車の中で、サラリーマン50代風のおぢ2人連れ

おぢA「この間さぁ〜。○○ちゃんと(おぢの友人のおぢらしい)ソープに行った
    時の事をさ、酔っ払って電車の中で話してたんだよ」
おぢB「おお!」
おぢA「そしたらさ、家に帰ったら家中そのことを知っててさぁ!参ったよ!」
おぢB「え〜!?なんでだよ?」
おぢA「娘が同じ車両にいたらしくてさ、『うるせえエロ酔っ払いがいるなぁ〜』って
    思って見たら、オレだったんだってよ!」


☆慈悲無きは、会社か?愛娘か?
上品なホワイトカラー風のサラリーマン 40代半ば風(千代田線)
リストラ、賃金カット、会社での立場の苦しさを切々と話しているおふたり。

おぢC「・・・キツイねえ〜・・・。まったく。」
おぢD「実は娘がね、『海外に語学留学したいからお金出して』って言ってるんだよ。
    この大変な時に・・・。」
おぢC「そうなの?」
おぢD「今しか行ける時がないだろうから、行かせてやりたいんだけど・・・
    いくらかかるんだろうなあ?怖くて聞けないよ(笑)
    今でイッパイイッパイなのに」

お父さん、お金なんか出してやらなくてもいいんですよ?
そんな甘い考えで親に出してもらった金での留学なぞ、語学じゃなくてロクなこと
覚えて帰って来やしません(爆)。百害あって一利なしですぞ!
本当にその固い信念があるなら、自分でお金を貯めてでも行くものです。
娘に騙されちゃいけません。(笑)

・・・と、忠告してあげたかったわ(爆)。

posted by Cimbombom at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 電 車 女 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月04日

ひと夏のおもひで・・・

遠い昔、友人の結婚式の二次会で出会った人がいた。
身長が185センチ位あって、大沢たかおtakao.JPGをハンサムにして浅黒くした感じの人だった。
彼は岩手県からやって来ていて、外見に似合わず、朴訥とした人だった。

米じゃないが、hitome.JPGだった。

二次会が終わった時、彼が

「良かったらこれから、飲みに行きませんか?」

と、誘ってくれた。勿論行ったが、私の隣にいた船越英一郎似の男も
何故か一緒について来た。

結局3人で飲んだ。
そいつがうるさくて、殆ど話せなかった。

別れ際、
「是非、岩手に遊びに来て下さい」
と言ってくれたので、夏休みに本当に遊びに行ってしまった。
本心はひとりで行きたかったけど、勇気がなくて友達とふたりで行った。

迎えに来てもらった車の中で、あまりに山道がハゲしくて車酔いし、
夕暮れの海辺で、彼の足元にしゃがみ、ずっと「げえげえ」言っていた。
夕日に染まる彼の横顔は全く見れず、足元の干からびた昆布と愛を語り合った。

急遽彼も友人を誘って、4人で遊んだ。
夜の海辺でバーベキューをした。
トイレに行きたくなって、松林の中の公衆トイレに行く時に、彼が心配して
ついて来てくれた。
暗闇の中の彼の白いシャツが、とてもまぶしかった。

「このまま、ふたりで消えちゃおうか?!」

などと言える位だったら、あの日、船越を追い払えていただろう。

個室に入っていた時、何故か急に電気が消えて、驚いた私は
「ぎゃ〜〜〜〜〜!!」
と叫んでトイレから飛び出した。
すると、彼も一緒に
「ぎゃーーーーー!!」
と叫んで、私を追い抜かして逃げて行った。

その時、足を踏まれた。

愛は痛みを伴うものなのか?

彼は単に私の叫び声に驚いて逃げてしまったらしい。

まあいい。
肉を焼く時の彼の指が美しかったから許すことにした。

その夜、カラオケに行った。
岩手県出身、新沼謙治の「嫁に来ないか」を彼は歌った。
それって
 それって
  それって・・・。

何の進展もないまま、
最後の日を迎えた。
盛岡駅に送ってもらう前に、小岩井牧場に行った。
気の利かない彼の友人を引き放してもらい、
ひつじのベンチもどきの上でやっとふたりきりになった。

「あの・・・。私・・大沢君に話したい事が」

「何?」

「えっと・・・あの・・私ね?・・・あなたの事が好きなの」

生まれて初めて、自分から男子に告白してしまった。

「ありがとう。オレも好きだよ?」

・・・・・
何かが違う・・・。
文字だけ見れば、両思い!めでたい!やったー!

しかし、何かが違う。
やけにあっさりっていうか、そうじゃないっていうか、
なんか勘違いっていうか、気付いてないって言うか?


人はそれを、
「人間愛」と呼ぶ・・・


私がわざわざ岩手まで行った理由を、
彼の友人さえも気付いていなかった。
あとで私が電話で話して

「ああそうだったんだ〜。全然わかんねかったべ」

気付けよ!!!
つか、普通気付くべ?
あ〜!どいつもこいつも!!!!

そして、友人が彼に・・・

「彼女、おめえのこと好きなんだってよ?彼女いい子だべ?」
「ああ。イイ子だな。オレも好きだ」
「じゃなんで付き合わねえ?」
「彼女が岩手だったら付き合うけどよ、遠すぎるべ?
ヤリたいときにやれねえ女とは付き合えねえ」

  ・・・・・

ねえ、神様。
正直さとは、罪なものなのですね?
優しいウソをつく、都会のオトコたちを、
少しは見直しました。

私のひと夏の淡い恋心は、小岩井牧場の・・・
乳脂肪分が高い割に、さっぱりとしたソフトクリームのように・・・
跡形もなく、溶けて行きました。

そして
私と彼がふたりきりだったとき、同じようにふたりきりだった奴等がいた訳で・・・
絞りたての牛乳が発酵熟成してまろやかなヨーグルトになるように・・・
ふたりは結婚しました。

ああ、神様。
人生って、人生って・・・
なんですか?
posted by Cimbombom at 02:48| Comment(0) | TrackBack(0) | わたしのバカ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。