2004年09月06日

タ ク シ ー

奇妙な縁で引き寄せられた
タクシードライバーと客。
この移動する小さな密室の中で
ドライバーがミラー越しに垣間見る客の人生模様
客がドライバーの背中に見る世相こもごも・・・

なんて気取っては見たものの(爆)
国内外でのタクシー ネタを、ぼちぼちと・・・。

それは、イタリアローマでのこと。
友人に頼まれたブランドバッグや、自分にグッチのバッグを買い、
両手が一杯になっ てしまった。
その頃、ローマではバイクなどを使ったひったくりが横行しているとのことで、
こんなブランドの紙袋を持ってふらふらしていたら格好の標的になるのは
目に見えていた。仕方なく(私は海外ではなるべくタクシーを使わないようにしてい
る。トラブルの元なので) タクシーを止め、ホテルの名前を告げる。

幸いにして私は1度通った道は大体覚えているのと、
方向感覚が動物級に良かったので、
今まで海外で、大回りをされる事もなかった。
その日もちゃんと道筋をおおまかにチェックしながら
順調にホテルに向かっていた。

そして、ホテルの前に着いたとき、おやぢドライバーが金額を告げた。
ちょっと日が暮れかかっていたので、財布の中の札がよく見えない。
なるべくドライバーに中を見られない様に気遣いつつ、リラの桁の多い
ゼロに目を泳がせながら、目的の札を探すのは至難の業だった。
と、その時!
ドライバーが私のサイフの中から札を抜き取った。
それはど〜みても一番大きな額の札だった。
「あっ!何 すんのよ?返してよ!」
「この札で大丈夫だよ」
頷きながら、手で大丈夫。とやっている。
外人のこーいうポーズは、ごまかしの時の常套手段だった。
ドライバーのおやぢはその札を自分の手持ちの札の中に紛らせた。
(こいつ、やりやがったな!?)
「うそ!それじゃ大きすぎるわよ。これは私のお金よ!返しなさいよ!」
そういって私も負けじと身を乗り出し、おやぢの札束からトランプを引くように
その札を抜き返した。
「何すんだよ!それは俺の金だ!返せ!」
「ふざけないでよ!これは私のお金よ!アンタが勝手に私のサイフから抜き取った
んじゃないの!この泥棒!」
「返せ!」
私たちがぎゃあぎゃあやっていると、ホテルのドアマンがやって来た。
私はこのホテルのゲストだったし、何より女に甘いイタリア男の習性を利用するのは
今しかない! と思い、
「どうしましたか?」
と優しく声を掛けてくれたドアマンに、思いっきり甘えた声で助けを求めた。
「この人がぁ私のサイフから勝手にお金を盗んだの!泥棒なのよ。助けて!」
すると、ドアマンがドライバーに確認している隙に、私は料金から2割位引いた金額
を タクシーの中に残して、立ち去った。
「2割は慰謝料として頂くわ!ぷりぷり」(←日本語)
と、あくまで激怒を装いホテルに入る。
背後ではおやぢがなんだか「この金額じゃ足りねーよ(怒)」
と、ホテルマンに訴えている気配を感じたが、日本人が騙されっぱなしだと
タカをくくってると痛い目にあうんじゃ!この悪徳ドライバーめ!
と、自分に言い聞かせ(なにげに小心者)、エレベーターに乗った瞬間どっと疲れるワタシだった。

勿論、こんなことはホテルの真前で、すぐ呼べば届く範囲にホテルマンがいたからこ
そ、 「勝算あり!」と見て、粘れた事だった。
これが街中だったりしたら、イキナリ車を出されたりしたら怪我をしかねない。
はした金の為に怪我をする方が余程バカを見る。
(っつ〜か、はした金ならくれてやれよ?)
しかし、イタリア人のいい加減さったら!
そのほかもろもろは、また次回(・∀・)

posted by Cimbombom at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | わたしのバカ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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